靴に傷がついてしまい、がっかりした経験がないでしょうか。
せめて応急処置を・・・と思っても
『どうすればいいのか』
『そもそも治るのか』
『大変なのか』
と疑問点が尽きないです。
この記事では、靴に傷がついてしまった時の修復方法について解説しています。
結論から述べると、傷は消せないので
目立たなくします。
また、黒と茶色で試していますので
こんな感じになるのかという参考になればと思います。
では、やっていきましょう。
靴磨きで傷を目立たなくする方法
修復方法−黒−
1.基本の手入れ
まずは、基本の手入れです。
ブラシで埃を、クリーナーで汚れを落としましょう。
2.傷にクリームを塗り込む
乳化性のクリームを傷に塗ります。
濃い色の靴ならそれと同じかそれより濃い色を使いましょう。
今回は靴色が黒なので、黒を塗りました。
傷部分にはしっかり塗り込んでください。
3.ワックスを塗る
続いて、ワックスを塗ります。
傷部分を中心に先ほどのクリームが落ちないようにしましょう。
撫でるように塗りましょう。
色はクリームと同様の選び方です。
4.乾拭き
最後に乾拭きします。
ワックス磨きの際は水を使用しますが
傷に染み込んでしまうので乾拭きになります。
私は使わなくなったソックスを使いました。
ストッキングなどでOKです。
5.完了
手入れ前と比べてだいぶ目立たなくなりました。
かなり近くで撮影しているので、傷は見えていますが
遠目からだとどうでしょうか。
ほとんど見えないと思います。
手入れした甲斐がありました。
ここまで20~30分でした。
修復方法−茶−
1.基本の手入れ
黒と同様に、ブラッシングと汚れ落としを行います。
ここでは、ダークブラウンのクリームを使います。
2.クリームを塗る
少量のクリームを取り、傷部分に塗り込みます。
塗り方は手、布、ブラシの好きなやり方でいいと思います。
今回は、手で塗った後、ブラシで均しました。
場所によりますが、一部分だけや細かい箇所なら
手で塗るのがおすすめです。
3.繰り返し塗る
下の写真は、1回塗った後の状態です。
1回目に関しては、基本の手入れを含んでおり
爪先全体にも塗っています。
そのせいか、ご覧の通り初期と大差ありませんでした。
ただ、全体的に艶が出ているため、目立たなくなってきました。
続いて、3回繰り返した状態です。
うっすらと残っていますが、
1回塗った場合と比べると
見えにくくなったと思います。
最後に、5回塗った場合です。
光の影響もありますが
ほとんど目立たなくなったと言えます。
繰り返し塗ることで、傷を目立たなくすることができました。
靴に傷は付き物
履いていれば多かれ少なかれ傷がついてしまいます。
小さな傷であれば、クリームとワックスで目立たなくできます。
しかし、これよりも大きい傷になると手当が難しいです。
なので、修理専門店もしくは購入した店舗に問合せるのをおすすめします。
また、今回のように爪先部分の傷は頻繁についてしまう印象です。
この程度であれば、一瞬見ただけではわからないので
気にしなくてもいいです。
しかし、同じ傷が増えてしまうと
くたびれた印象の靴に見えてしまいます。
繰り返しになりますが、傷自体を完全に消すことは難しいので
できるだけ目立たなくする工夫が必要です。
最後に
靴に傷が入ってしまった際の手入れ方法について紹介しました。
参考になったでしょうか。
傷を見つけた際は非常にショックだと思いますが
慌てず、迅速に対処しましょう。
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参考
著者:上田哲司 「紳士靴完全バイブル」
著者:長谷川裕也 「靴磨きの本」