赤や青などの色付きの靴は、元々の革の色ではなく
染色している場合があります。
うっかりクリーナーで汚れ落としすると、変色や色落ちが起きてしまいます。
この記事では、変色した靴の例を紹介するとともに
適切な靴磨きの方法も解説しています。
また、変色を防ぐためには事前の確認が大切でもあります。
そして、もし変色や色落ちしてしまった場合は
自力でなんとかできることもありますが
購入した店舗に相談することをおすすめします。
では、みていきましょう。
革靴が変色してしまう例【詳しく紹介】
私の靴を例に紹介します。
靴色は赤と黒のグラデーションです。
下の写真は、磨く前後の状態。
右の写真の中央部分を見ると
赤い部分が剥げており、少し黒が残っています。
さらに近くで見ると、肌色っぽいのが見えます。
これは、靴の元の色は肌色で
ハンドペイントという技術で着色しているからです。
この靴と一緒に入っていた注意書きには、以下のように書いてありました。
この商品は、革の風合いを生かしながらハンドペインティングなどで
注意書き
アンティーク加工を施しています。
このような特殊仕上げをしておりますので、クリーナーや靴クリームで
お手入れされますと色落ちします。
お手入れされる場合は、泥汚れをブラシや布で落としてから
乳化性の着色クリームを少量塗り、
よく乾いてから布で拭いて頂くとツヤが出ます。
まずは靴の目立たない部分でお試し下さい。
つまり、基本的な靴磨きと同様に行うと色落ちしてしまいます。
使ってしまうとまずいのは
・クリーナー
・油性クリーム
です。
私は、クリーナーもハイシャインクリーナーも使っていたので
だいぶ色落ちしました。
皆さんは十分に注意して欲しいです。
磨き方
上述の靴の磨き方を解説します。
手順は
1.乳化性の着色クリームを塗る
2.ブラシで満遍なく広げる
3.乾いてから布で拭く
です。
1つずつ解説していきます。
乳化性の着色クリームを塗る
まずは、靴色に近い乳化性の着色クリームを準備します。
使ったのは、M.モゥブレィです。
靴の赤い部分に塗っていきます。
少量でいいので、つけ過ぎにご注意ください。
ブラシで満遍なく広げる
次に、ブラシでクリームを満遍なく広げていきます。
ここは、基本の磨き方と同じです。
乾いてから布で拭く
最後に、乾いてから布で拭きます。
全体を拭きましょう。
これで、完了です。
動画もあるので、併せてご覧ください!
磨く前の確認が大切
自分の靴が変色してしまうのは、見たくないと思います。
そのためには、どんな手入れをすべきかをはじめに確認すべきです。
今回は私の無知が原因ではありますが
注意書きを読んでいれば防げました。
だいたいの靴箱には、似たような紙が入っていると思います。
ぜひ、一度でいいので目を通しておくのがおすすめです。
もし変色してしまったら
それでも、変色してしまうことがあると思います。
着色クリームを使うことで、ある程度は色が戻る場合もありますが
おすすめは購入した店舗に相談することです。
サービスとして無料で染色してくれることもあります。
時間はかかってしまいますが、元通りになるのは嬉しいですよね。
ただ、変色が酷い場合は外部に依頼することもあるそうです。
そうなってしまうと、費用がかかるので
どうしようもない時は店舗を尋ねましょう。
最後に
靴磨きで変色した例について紹介しました。
参考になったでしょうか。
ショックが大きいので、これから靴磨きを始める方は
どうかそうならないようにお気をつけください。
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