靴のコバは、車のバンパー的な役割を果たすので
傷つきやすい部分です。
コバの手入れをしようと思ってみたものの
『必要な道具がわからない』
『タイミングがわからない』
『そもそもコバって?』
と疑問が尽きないと思います。
この記事では、靴磨きでコバを手入れする方法を解説しています。
結論から述べると、コバインクを使用し、手順は簡単です。
では、やっていきましょう。
靴磨きでコバを手入れする方法
まずコバとはどこかというと
下の写真の赤く囲った部分で
靴底の周囲の縁を指します。
少し色落ちしているのがわかると思います。
ここにコバインクを塗っていきます。
また、タイミングは
見栄えが悪いなと感じたときでOKです。
道具
今回使用したのは
・コバインク
・クロス
です。
方法
靴底周りの埃や汚れを落としたいので、
一通りの手入れ後にするのがベターです。
ソールやコバ部分も忘れずに手入れしておきましょう。
1.インクを塗る
写真は塗る前の靴です。
中央部の出っ張りがコバです。
インクを塗る際の注意点として、
インクブラシにインクが滴るほどついているので、瓶口で少し落とすか乾くのを待ちましょう。
一度塗ると程よいインク量になりました。
また、靴の革表面(アッパー)には塗らないように配慮しましょう。
2.乾くのを待つ
インクを塗り終えたら、乾くまで待ちましょう。
塗った量によりますが、5〜10分くらいで乾きます。
3.ワックスで磨く
最後に、ワックスでインクを塗った部分を磨きます。
磨き方はトゥ部分の鏡面磨きと同じです。
今回は一度だけ磨きました。
それが以下の写真です。
塗る前より鮮やかな黒色になりました。
コバを削った場合
続いてコバをヤスリで削り、インクを塗った場合について解説します。
結論から述べると、これは失敗しています。
参考程度に見ていただければと思います。
下の写真は削る前のコバです。
では、早速やっていきましょう。
方法
まずは、紙ヤスリを準備します。
書籍には、150番手のものが用いられていました。
今回、たまたま120番手があったのでそれで代用しています。
100均で売られているので、低コストですね。
セットで売られているそうなので、他も試せそうです。
荒れている箇所を削りました。
以下の写真をご覧ください。
削ったことにより素材の色が見えているような気がしますが
コバがボロボロになってしまいました。
紙ヤスリが合っていなかった可能性もあります。
改善が必要みたいです。
皆さんは注意してくださいね。
続いて、コバインクで補色します。
ここでも、筆にインクが付き過ぎないよう気をつけてください。
アッパーに付くのを防ぐためです。
塗った後が以下の写真です。
なんとかカバーできました。
ですが、平らになっていないので凸凹感が残ってしまいました。
次回の課題です。
20分放置すると乾きました。
触ってインクが付かなければOKです。
最後に、削りカスが隙間に入っているので
ブラシで入念に払いましょう。
これにて完了です。
結果
荒れていた部分を目立たなくすることはできました。
ですが、以下の課題があります。
・平らになっていない
・削れ過ぎている
次回の予定は以下のとおり。
・150番手の紙やすりを用意する
・平らになるまで削る
最後に
コバの手入れ方法を紹介しましたがいかがだったでしょうか。
靴を一目見ただけではあまり目立ちませんが
汚れてきたり傷がつくと目立つのが底周りです。
ぜひ、定期的にチェックしてみてください!
また、今回失敗した部分は再度アップし直す予定です。
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参考
著者:佐藤 我久 「靴磨きスタートブック」